第六章：情報の可視化⑤

5.ため池監視用Webサイト構築：準備

ため池監視用Webサイトは、水位、水温、降水量、画像に加え、降水量予測とため池の水位予測機能を備えています。さらに、ため池監視用WebサイトからLINEへメッセージを送信することで、複数の人とため池の情報を共有することが可能です。

ため池監視用Webサイトを構築する為には、

・サーバ

・ドメイン

・時系列天気予報APIキー（YuMake合同会社）

が必要となります。

・サーバ
サーバは、ため池監視用Webサイトのシステムを構築するのに必要です。サーバへは、Webページを閲覧する為のWebサーバーソフトウェア、データを保存する為のデータベースソフトウェア等をインストールします。その後、サーバの設定や、ため池監視用Webサイトのプログラムファイルを設置します。本マニュアルでは、一般的に使用され、比較的安価なさくらのVPSサーバを用いて解説します。

・ドメイン
ため池監視用WebサイトのURLに使用します。本マニュアルでは、さくらインターネットからドメインの申し込みや、ドメインの設定を行います。

・時系列天気予報APIキー
降水量予測を取得する為に必要です。また、降水量予測を用いて、水位予測を行います。時系列天気予報APIキーは、YuMake合同会社Webサイトより申し込み可能です。Webサイトはこちらのリンクをクリックして下さい。

サーバの申し込み

サーバの申し込みは、さくらのVPS申し込みページ（こちらのリンク）に移動し、「お申込み」ボタンをクリックします。

さくらのVPSプラン選択ページが表示されますので、ゾーン選択をします。どのゾーンを選択しても問題ありません。こちらでは一番安いゾーンを選択しています。

下にスクロールし、プランを選択します。プランはため池監視用Webサイトが円滑に動作するよう、１Gプラン（CPU：仮想２Core、メモリ：１GB、標準容量：５０GB）がおすすめです。

ストレージ変更オプション50GBを確認し、「カートに入れる」ボタンをクリックします。

さくらのVPSカート内容確認画面になりますので、下にスクロールし、「お支払い情報の入力」ボタンをクリックし、お支払い手続きをします。

OSのインストール

ため池監視用Webサイトを構築する為に、サーバ上にOSのインストールを行います。
サーバの申し込み完了後、メールアドレス宛に、「登録完了のお知らせ」メールが届きます。
メール内のIPアドレスやさくらのVPSログイン情報を「ため池監視システム重要情報」エクセルファイルを開き、「さくらのVPS」各項目に入力します。※ドメイン項目は後程入力します

次に同じメール内「VPSコントロールパネルログイン情報」からコントロールパネルに移動します。移動後「名前未設定」部分をクリックします。

「各種設定」メニュー「OSインストール」をクリックします。

OSインストール画面が表示されますので、OSのインストールを行います。「OSを選択」をクリックし、「Ubuntu 18.04 amd64」を選択します。次に「新しい管理ユーザのパスワード」と「新しい管理ユーザのパスワード（確認のため再入力）」に、ため池監視システム重要情報エクセルファイル内に記載しているUBUNTU 18.04のパスワードを入力します。